10.23中越地震の被害状況


ここでは,平成16年10月23日に新潟県中越地域を襲った大地震による被害状況ならびに「創造的復旧」にむけた動きを画像ファイルで提供します.
画像は調査した日付ごとにまとめてあります.
さらに.調査箇所ごとにファイルをわけてありますので参考にしてください.

なお,この調査・記録は長岡造形大学環境デザイン学科澤田研究室が行っているものです.
画像の転載,本サイトへのリンクは原則フリーですが,著作権は放棄していません.
ご利用の際は,引用元を明記してください.お願いします.

長岡造形大学 環境デザイン学科 澤田雅浩
問い合わせはこちらまで


10月23日(土)

地震発生当日です.私自身は長岡の市街地、表町にある自宅(3階)にいました.
自宅ではテレビが飛び、本棚の本も飛び、キッチンでは食器棚が倒れ.ガラスや食器が粉々でした.その様子は24日の画像に整理してあります.
当日の画像は,見附市の知人宅のものしかありません.

・ 見附市の知人宅内部


10月24日(日)

長岡市中心市街地あたりでは朝から電気・ガス・水道ともに利用可能でした.
この日は自宅の片づけをするとともに,中心市街地を調査しました.
夜には駅前周辺の飲食店もいくつかは営業を再開していました.

・ 長岡市表町1丁目の自宅

・ 長岡駅前周辺


10月25日(月)

午後から富士常葉大学重川教授・池田助教授・田中助教授,京大防災研浦川氏とともに小千谷市での調査を行いました.
応急被災度判定が始まっていましたが,電気・ガス・水道は復旧しておらず,夕方地震後初めて避難した住民は炊き出しの温かい食事を口にすることができています.
5時30分にはあたりが暗くなり,発電機で明かりのついている避難所以外は真っ暗です.
私の勤務する大学では図書館と大学院棟で目立った被害があるほかは,特に被害はありませんでした.

・ 国道351号・117号(長岡から小千谷へ)

・ 小千谷市役所(災害対策本部) 

・ 小千谷小学校

・ 小千谷市本町地区

・ 小千谷市平成・土川地区

・ 小千谷市船岡地区

・ 長岡造形大学


10月26日(火)

今日も富士常葉大学池田助教授と京大防災研浦川氏と昨日調査していない小千谷市の市街地と避難所になっているジャスコ周辺にまず赴いた後、通電が始まりつつあった小千谷駅周辺の東小千谷地区に向かいました。
その後,マスコミ等の映像でも伝えられている小千谷市浦柄地区の土砂崩れ現場に赴きました。土砂崩れで道路がまったくなくなっていましたが,そこから山古志村に向かう朝日川沿いの道路では上流部分の土砂崩れで河川がせき止められ,道路上を土石流が走り,多くの建物に被害が生じていました。
長岡市内の被害状況も徐々に調査しています。長岡市南東部に位置する高町団地では、外周道路部分の陥没が激しい状況です。今後の雨でさらに崩れる可能性もありそうです。

・ 小千谷市街地(城内町・平成・本町・本町)

・ 小千谷市役所(災害対策本部) 

・ 小千谷ジャスコ

・ 小千谷市浦柄地区

・ 小千谷駅前地区(中央通・東通)

・ 長岡市十日町地区(新幹線脱線現場)

・ 長岡市高町団地


10月27日(水)

現地調査3日目として,これまで調査に行っていなかった長岡市内東部の状況を把握するため,長岡工業高等専門学校近くの中沢地区に向かいました。
その際,震度5強の余震があり,傾いた電柱や道路,電線,そして建物が大きく揺れました.
余震の前までは軒がかろうじてあった畳屋の軒は落ち,すこし崩れていた工場の建屋は完全に崩れるなど地震による被害を目の当たりにすることになりました.やはり余震が続く間は危険な箇所での調査は避けたほうがよいかもしれません.
その後は昨日調査した長岡市の高町団地や新幹線の脱線現場,小千谷市役所を訪れました.昨日の画像と比較してみてください.
小千谷から長岡に戻る途中,昨日訪れた浦柄地区の長岡側,妙見町の土砂崩れ現場で生き埋めになった方が救出されているとの情報を車中のラジオで聞き,救出現場の対岸にも赴きました.
今日一日は今年一番の寒さでした.

・ 長岡市表町 平潟神社

・ 長岡市中沢(余震前) 

・ 長岡市中沢(余震後)

・ 長岡市街地

・ 長岡市高町団地

・ 長岡市十日町地区(新幹線脱線現場)

・ 小千谷市役所(災害対策本部)

・ 長岡市妙見町(救出現場)


10月28日(木)

今日は抜けわたるような青空の一日でした.午前中は大学にて今後の対応等に関する緊急の会議に出席した後,本日空路と電車で長岡にお見えになった都立大大学院生吉田さんと本学のスタッフとともに、昨日も現地調査を行った長岡市中沢地区と高町団地を中心に調査しました.
中沢地区では,昨日の余震で崩壊した建物の除去作業が重機を使って行われていました.倒壊建物の除去作業は小千谷ではまだほとんど行われておらず,その点では交通事情等の差があるのかもしれません.
高町団地では建物の応急危険度判定のほかに,敷地の危険度判定が行われていました.このような調査があることを不覚にも知りませんでした..

・ 長岡市表町の自宅内(27日の余震による被害)

・ 長岡市宮本 国道8号線 

・ 長岡市中沢地区

・ 長岡市高町団地

・ 長岡駅操車場跡地(仮設住宅建設用地)


10月29日(金)

今日はこれまで道路事情などで調査に向かえなかった川口町を中心に調査をしました.本学職員で川口町にご実家のある方も同行し,知人宅等の安否確認や支援を行いながらの調査となりましたが,総じて小千谷よりも被害の程度がひどいように思われます.サイトの更新をしている30日現在では川口町では震度7を計測しているとのこと,さもありなんという感じです.
特に田麦山地区は,阪神淡路大震災の木造家屋の倒壊現場を髣髴とさせるような状況でした.見渡す限りの建物が倒壊しています.このような地域への本格的支援活動はいつになるのでしょうか..同行した本学の平井邦彦教授と,今後この地区の詳細な調査を行うこととしました.

・ 小千谷市内

・ 川口町西川口地区 

・ 川口町川口地区

・ 川口町田麦山地区


10月31日(日)

昨日,情報環境整備のサポートのために長岡入りしてくださった東京都立大学市古先生と早稲田大学井田さんとともに,再度川口町へ向かいました.川口町役場の震度計が震度7を示していたことが報道された翌日ということもあり,マスコミが多く駆けつけていました.また,川口までは国道17号で長岡からアクセスすることができるようになっています(その一方,前回川口に赴いた際に利用した国道117号は迂回路の土砂崩れで通れなくなっていました).
午前中の早いうちに雨も上がり,それに伴い気温も上昇,比較的すごしやすい一日となりました.しかし川口町は駅周辺の中心部だけでなく,周辺集落の被害状況もすさまじく,仮設住宅用地の確保すらままならないのではないかと思わせる状況です.現在,信濃川右岸にテント村が形成され,自衛隊も宿営していますが,今年は水害にも見舞われたことから,あまり長期間の滞在は難しいような気もします.
長岡駅のスグ南に位置する長岡操車場跡地では仮設住宅の建設がはじまっていますが,周辺に比べ少し低い土地であることと水はけが悪そうな状況であることから,夏季には蚊がたくさん発生することになるかもしれません.

・ 小千谷市内

・ 小千谷から川口に向かう国道17号線 

・ 川口町川口地区

・ 長岡市中沢地区

・ 長岡駅操車場跡地(仮設住宅建設現場)


11月02日(火)

今朝,東大都市工学科の小出先生と加藤先生,都市防災研究所の栗村さんと遅野井さんが現地入りされました.
前日,国道17号線が堀之内町まで開通しているという情報を得ていたので,現地に向かいましたが,和南津トンネルが通行止めのためその手前で引き返し,川口町を中心に調査しました.土砂崩落現場から救出された長岡市妙見町の現場の小千谷側にあたる浦柄地区も調査しましたが,警察や国土交通省による警戒線が引かれていました.
その対岸の自衛隊ヘリ発着所からは山古志村へ向けて重機の搬送や闘牛の搬送が行われていたようです.

・ 被災地全般

・ 堀之内町(の北部) 

・ 川口町川口地区

・ 川口町田麦山地区

・ 小千谷市浦柄地区


11月03日(水)

昨日に引き続き,小出先生たちと長岡の被災地と避難所を回りました.
山古志村の村民の皆さんが多く避難している長岡大手高校では,休日ということもあり各地からボランティアが集結していました.
温厚で我慢強い皆さんもやはり相当疲れてぴりぴりしているようでした.
長岡市中沢地区では一部の倒壊建物は撤去作業がかなり進展していましたが,高町団地はそのままの状態でした.
長岡市災害対策本部のある長岡市役所では被災者のための借り上げ賃貸住宅の説明が始まっており,本部そのものはだいぶ落ち着いてきているようでした.
さらに,長岡操車場跡地の仮設住宅建設現場(400戸)では,急ピッチで建設が進んでいました.積雪を考慮したものだということでした.

・ 長岡大手高校(山古志村民の避難場所のひとつ)

・ 長岡市中沢地区 

・ 長岡市高町地区

・ 長岡市役所(災害対策本部)など

・ 長岡駅操車場跡地(仮設住宅建設現場)


11月11日(木)

この日は新潟県災害救援ボランティアセンターと長岡造形大学澤田研究室の共同で屋外避難者を対象にしたボランティアニーズ調査を実施しました.
実施に際しては,北茨城市社会福祉協議会からこられたボランティアの皆さんと長岡造形大生がペアになって小千谷市内を回りました.
やはり余震の恐怖から屋外での生活を継続されている方が多いようでしたが,徐々に屋内の片付けは始められているとのこと,週末にかけて家具の移動などのニーズがボランティアにありそうだということを確認しました.
小千谷ボランティアセンターには午後,長野県から絵本やぬいぐるみをつんだお話カー(?)が登場して子供たちに喜ばれていました.

・ 小千谷市ボランティアセンター

・ ボランティアニーズ調査の様子 

・ 小千谷市総合体育館(避難場所)


11月13日(土)

筑波大学都市防災研究室の熊谷良雄教授・糸井川栄一教授と大学院生のみなさんが昨日から現地入りされており,本日は長岡消防本部のヒアリングに同行した後,高町団地を調査しました.
今回はこれまで当団地で見ていなかった場所も調査しました.
相変わらずライフラインは途絶しており,急ピッチで復旧活動が行われていました.

・ 長岡市高町団地


11月14日(日)

昨夜,既に現地入りされていた方々のほかに東京都立大学中林一樹教授と研究室の皆さんならびにまちづくり会社コー・プランの小林郁雄さん,神戸大学の大西一嘉助教授,京大防災研のロブ・ウォウシャンスキーさんが合流され,被災地を調査しました.
今回は初めて旧堀之内町に入りましたが,災対本部のある役場やその横にある町民体育館には人も少なくなっていました.
堀之内町では最も被害の大きい竜光地区や新道島地区を調査しました.
加えて小千谷市内なども調査しましたが,商店街のある本町や元町などでは商店が再開されており,確実に復興の足音が聞こえています .
田麦山等でも仮設住宅の建設がはじまりつつありました .

・ 堀之内町役場など

・ 堀之内町竜光地区 

・ 川口町川口地区

・ 川口中学校(仮設住宅建設現場)

・ 川口町田麦山地区

・ 小千谷小学校(避難場所)

・ 小千谷市街地


11月17日(水)

昨日午後より再度現地入りされた富士常葉大学の池田浩敬先生と3名の学生さん、東京都立大学の石川永子さんと長岡造形大学の筑波匡介 さんと片桐由美子さんに田麦山地区の被害状況を一棟毎に記録してもらいました.
筑波さんに撮影してもらった田麦山の様子です.

・ 川口町田麦山地区

 


11月18日(木)

昨日に引き続き,富士常葉大学の池田浩敬先生と学生3人とともに,これまで調査を行わなかった十日町市に向かいました.
地震発生後3週間以上が経過していることもあり,応急復旧は終了し,店舗なども営業を再開していました.
中心部の本町地区でも比較的被害程度はひどくないように見受けられました.
ボランティアセンターへも家屋内の片付けなどのニーズがあがっているとのことでした .

・ 国道117号線

・ 十日町市北部(117号線沿い) 

・ 十日町市本町周辺

 


11月19日(金)

午前中に長岡造形大学の平井邦彦先生とともに山古志村のみなさんが避難している避難所に赴き,それぞれの部落の区長さんにお話を伺ってきました.
避難所は部落ごとに構成されており,情報伝達などは区長さんを通して行われます.
区長さんのもっぱらの悩みは天候不順で一時帰宅の許可が前日の夜や当日の朝に中止されることによる皆さんのストレスのようでした.

・ 山古志村避難所(長岡市内)

 


11月20日(土)

国総研米野さん,福井大薬袋さん,元都立大高見沢研の久野さんという,トルコ調査でご一緒している方々を迎え,川口や小千谷を調査しました.
川口町でも仮設住宅が急ピッチで建設されています.
小千谷では21日からの罹災証明発行手続きの開始にあたり,京大防災研林先生や富士常葉大重川先生田中先生をはじめ,業務支援を行っている人たちが,職員の皆さんへの説明会を開いていらっしゃいました.

・ 川口町田麦山前原地区

・ 川口町田麦山地区

・ 川口町川口地区

・ 川口町その他の状況

・ 小千谷市内


11月26日(金)

大学の後輩でもある日経BP社日経ホームビルダーの西山さんと高町団地ならびに長岡市の仮設住宅建設現場を回りました.
仮設住宅ではすでに入居が始まり,ボランティアセンターも現地に拠点を開設していました.
いよいよ復興への道のりがはじまりました.

・ 長岡市高町団地

・ 長岡市仮設住宅団地(操車場跡地)


11月30日(火)

都市計画学会中越大震災復興調査委員会としての現地調査を行いました.
現地へは東大大西隆先生,助手の片山健介さん,早稲田大学の佐藤滋先生,そして東京都立大学の市古太郎先生をお迎えし,長岡技術科学大学の樋口秀先生と向かいました.
旧堀之内町の新道島地区をはじめとして川口町,小千谷市内などを調査しました.
その後,長岡市内で都市計画学会としての調査活動に関しての打ち合わせを実施しました.

・ 旧堀之内町新道島地区

・ 国道17号線から新道島地区をのぞむ

・ 川口町田麦山前沢地区(以前河道閉塞が発生していた箇所)

・ 川口町田麦山地区

・ 川口町川口地区


12月02日(木)

人と防災未来センター研究員の越山さんと秦さんを中心に,大阪や神戸などの自治体の危機管理担当者の方々と被災地を調査しました.
今回も旧堀之内町新道島地区をはじめとして各地を調査しました .
新道島地区では自衛隊による解体撤去作業が行われていました.
川口町では仮設住宅がほぼ完成しているようでした.
長岡市高町団地では崩れた地盤の復旧作業がかなり進んでいます.

・ 旧堀之内町新道島地区

・ 川口町田麦山地区

・ 川口町川口地区

・ 長岡市高町団地


12月07日(火)

震災後初めて山古志村へ入りました.
東京都立大学中林一樹教授・市古太郎助手,富士常葉大学池田浩敬助教授,長岡技術科学大学樋口秀助教授,そして長岡造形大学平井邦彦教授・筑波匡介さん・木村剛洋さんと私で入村しました .
小千谷市浦柄地区を経由し,国道291号で入村し,虫亀地区のほぼ全域を踏査した後,村役場等の施設がある竹沢地区,そして徒歩にて東竹沢地区を踏査しています.
虫亀地区は地盤に多少の被害があったものの,建物もあまりひどい被害を受けていませんが,竹沢地区では地盤の崩壊が発生しており,さらに東竹沢地区ではいたるところに河道閉塞やがけ崩れが起きています.一口に山古志村といっても地区によって大きく被害の様相が異なっています.

・ 山古志村虫亀地区

・ 山古志村竹沢地区

・ 山古志村梶金地区

・ 山古志村東竹沢地区


12月14日(火)

山古志村の方々が避難所から長岡ニュータウンの三地区に建設された仮設住宅へと引越しをされています.
10日から14日までは長岡大手高校に避難されていた種苧原地区の方々が新陽地区へ,長岡明徳高校に避難されていた虫亀地区の方々が青葉台地区へそれぞれ引越しを済まされています .
竹沢地区・東竹沢地区などの方々が入居される陽光台地区への引越しは14日からはじまります.
避難所となった各施設では山古志村の方々が清掃を行っています.なお,大手高校の物資置き場となっていた方の体育館はもう少しそのままのようです.
今日の画像は研究室の修士1年木村剛洋さんに撮影をしてもらいました.

・ 長岡大手高校(種苧原地区避難所)

・ 長岡明徳高校(虫亀地区避難所)

・ 長岡市新陽地区(種苧原地区仮設住宅)

・ 長岡市青葉台地区(虫亀地区仮設住宅)


12月17日(金)

震災以降調査に行っていなかった地区へと足を運びました.
川口町武道窪地区と小千谷市吉谷地区という,ともに被害の大きかった地区です .
武道窪地区でも多くの建物が被害を受けており,この日はだいぶ解体撤去作業が進みつつあります.その一方で小千谷市吉谷地区(の奥にある農地)ではとんでもない規模の土砂崩れが発生しており,復旧すらままならない状況でした.
河道閉塞も発生しており,せき止められた水が水田の中を通っているといった状況です .

・ 川口町武道窪地区

・ 小千谷市吉谷地区


12月19日(日)

2度目となる山古志村での調査となりました.
前回の調査で行っていない,種苧原地区・小松倉地区を中心に調査を行いました.
今回は前回にも同行していただいた東京都立大学中林一樹教授のほかに,前日長岡入りされていた阪神・淡路まちづくり支援機構から元協と府立大学学長広原盛明先生や神戸大学の重村力教授,弁護士の渕上玲子・斉藤浩両先生にも同行いただきました.
さらに,GPSを用いた正確な位置情報の取得と画像のリンクをするために株式会社ソキアの永島さんにも機材とともに同行していただきました.
種苧原地区も外見としては比較的被害は軽微に見受けられますが,越冬によってどうなるかはわかりません.小松倉地区も同様です.寺野地区では道路が完全に崩落し,従前の姿が想像もつかないような状況でした.
まさに言葉を失う状況でした.
加えて川口町田麦山地区も調査しましたが,仮設住居での生活も始まり,建物の撤去も始まっているなど復旧復興に向けた動きが見受けられるようになりました.それにしてもこの時期としては稀な好天の一日でした.

・ 栃尾市半蔵金地区

・ 山古志村種苧原地区

・ 山古志村寺野地区

・ 山古志村小松倉地区

・ 川口町田麦山地区


12月23日(木・祝)

10月23日の震災から二ヶ月を迎えたこの日,長岡駅前の厚生会館を中心として「中越・夢百俵」と題した復興イベントが開催されました.
このイベントは長岡青年会議所が中心となって長岡市などとともに開催したイベントです .
私は,共催団体のひとつである「ながおかタウンマネージメント企画運営会議」の一員として記録係で少しだけ手伝いました.
各地から趣旨に賛同した方々が終結し,雪やあられが降り続く中,被災地を勇気付けるとともに復興への一歩を踏み出す後押しをしてくださいました.

・ 長岡市厚生会館 「中越・夢百俵」


1月5日(水)

新しい年を迎えるにあたり,小千谷市では罹災証明発行手続きをはじめとした災害復旧支援に携わられている京都大学防災研究所の林治夫先生をはじめとした先生方によって,復興シンポジウムが開催されました.
新年早々ではありましたが多くの方が参加されていらっしゃいました,会場からもさまざまな質問が出され,復興に向けた動きが少しずつではありますが被災地に現れていることが実感されました.

・ 小千谷市での復興シンポジウムの様子

 


1月22日(土)

阪神大震災10周年に際し,神戸で行われたさまざまな催しへの出席のために来日されていた台湾大学の陳亮全先生に長岡に足を伸ばしていただき,被災地の状況をごらんいただきました.
田麦山や川口では倒壊建物の上にかなりの積雪がある状態です.仮設住宅も裏手は雪が軒下まで届こうかというほどでした.
土砂崩れを起こした箇所は斜度がきつく,地肌がそのままのぞいているところもあります.

・ 川口町川口地区

・ 川口町田麦山地区


1月23日(日)

昨日よりお見えになっていた陳先生に加え,都立大中林先生にも合流していただき,長岡ニュータウン陽光台地区にある山古志村の仮設住宅に行きました.
仮設住宅はやはり手狭ではあるものの,生活としては一段落したというところのようです .
ちょうど震災3ヶ月目ということで,神戸からルミナリエバスも当地を訪れていました.

・ 長岡ニュータウン陽光台地区(山古志村仮設)


1月27日(木)

今日は,慶應義塾大学都市防災研究室のみなさんと共同で長岡市の仮設住宅悉皆調査を行いました.
仮設住宅の内部は結露がかなりあるようで,通気口が後から設置されています.

・ 長岡市内の仮設住宅


1月28日(金)

京都大学防災研究所林春男先生をはじめとした方々の支援により小千谷市で復興計画策定のためのワークショップが開催されました.
今回は職員の方を対象にして,小千谷の強みや弱みをまとめる作業を行い,私もファシリテータのお手伝いをしました.

・ 小千谷市復興計画策定職員ワークショップ


1月29日(土)

今日は,コー・プランの小林さんと上山さんと被災地を視察しました.
川口町を中心に回りましたが,やはり長岡とは比べ物にならない積雪量です.

・ 川口町(川口・田麦山など)


2月1日(火)

2月に入り,突然大雪が降りました.
自宅周辺もうずたかく積もった雪で大変です .
雪国とはいえ,これだけの降雪があると道路も渋滞しており,大学も17時で閉鎖となりました.

・ 長岡市内大雪の様子


2月4日(金)

川口町役場に所用があり,久しぶりに川口町に向かいました.
2月1日の大雪(19年ぶりの豪雪だそうです)で国道17号線も,役場周辺も雪で埋もれています.
雪解けに伴う被害の拡大が懸念されるところです.

・ 川口町周辺


2月20日(土)

今日は,小千谷市にて復興計画策定市民ワークショップのお手伝いに行ってきました.
1月28日の職員ワークショップを踏まえ,市民の皆さんと小千谷市の震災復興について考える機会となりました.

・ 小千谷市復興計画策定市民ワークショップ


3月1日(火)

2月28日より東京都立大学高見沢邦郎先生や中林一樹先生,市古太郎先生,富士常葉大学池田浩敬先生,そして人と防災未来センターの福留邦洋さんとともに被災地の自治体ヒアリングを実施しました.
今日は長岡市内で唯一民地を利用して建設された仮設住宅などを視察しました .

・ 長岡市内仮設住宅団地


3月2日(水)

今日は,2回目の小千谷市復興計画策定職員ワークショップのお手伝いをしてきました.
今回も京都大学防災研究所林春男先生や同志社大学立木茂雄先生,EDM牧紀男さんの指導の下,職員の方々も積極的に参加され,良いワークショップとなりました.

・ 小千谷市復興計画策定職員ワークショップ


4月10日(日)

今日は,二回目となる小千谷市復興計画策定住民ワークショップのお手伝いをしてきました.
市職員の皆さんをはじめ,市民の方々もワークショップにだんだんとなれつつあるのかなと思います.
有益な意見が数多く出され,これが実りある復興計画につながっていくことと思います.

・ 小千谷市復興計画策定市民ワークショップ


4月15日(金)

新年度になり,被災地の雪もどんどん融けはじめています.また,1日より山古志村や小国町などは長岡市となりました.
雪解けの様子を大学のスタッフ,筑波さんと石塚さんに見てきてもらいました.
道路などは応急処置がほぼ終了していますが,倒壊家屋などは今後撤去が必要となる箇所も多く見られます.

・ 長岡市中沢

・ 長岡市高町団地

・ 長岡市濁沢・蓬平地区

・ 川口町武道窪地区

・ 川口町川口地区

・ 川口町田麦山地区

・ 魚沼市(旧堀之内町)新道島地区


4月16日(土)

今日は,4月23日のシンポジウムで対談いただく伊藤滋先生が長岡にお見えになり,本学の平井邦彦先生と山古志村を含めて被災地を調査しました.
山古志村も雪解けがどんどん進んでいますが,完全に雪が消えるのにはまだ時間がかかりそうです.かなりの水が道路上を流れており,やはり今後も土砂災害が懸念されそうです..
高町団地は応急復旧は済んでいましたが,今後の本格復旧はまだまだ時間がかかりそうです.

・ 長岡市大手通「まちなか・考房」にて

・ 長岡市千歳仮設住宅団地

・ 長岡市高町団地

・ 山古志村(村役場周辺)

・ 川口町国道17号


4月22日(金)

4月22日〜24日にかけて,「中越地震 震災から半年復興スタート宣言 産官学リレーシンポジウム」が開催され,私も事務局としてお手伝いしました.当日のスケジュールなどはこちらからご覧ください .
22日は小千谷市の小千谷市総合産業会館サンプラザを会場として,行政やNPO,専門家の支援組織による発表や各種学会等による提言などが行われました.さらに特別ゲストとして台湾からも発表がありました.

・ リレーシンポ一日目の様子


4月23日(土)

今日は,二日目として会場を長岡市内にうつし,泉田県知事と森長岡市長、そして東大名誉教授の伊藤滋先生による鼎談や,旅館の女将や小千谷慈眼寺の住職,山古志在住の養鯉家の方によるパネルディスカッションも行われました.
さらにはジャーナリストの櫻井よし子さんによる応援メッセージもありました.さらに会場をうつし,「まちなか・考房」にて統括討論も行われました
さまざまな方々が足を運んでくださり,有意義な議論を重ねていただきました.このことは今後の「創造的復旧」へむけた確かな一歩となることでしょう .

・ リレーシンポ二日目の様子


4月24日(日)

本日は,一連の行事の最後として被災地の視察を行いました.
長岡市内や高町団地の雪はすべて消えていましたが,山古志や川口町などではまだまだ雪が残っています.
しかし訪問した各地では具体的な復旧に向けた活動がそれぞれ行われている姿を見ることができました。.

・ 長岡市高町団地

・ 長岡市濁沢・蓬平地区

・ 山古志村竹沢地区(旧役場周辺)

・ 川口町川口地区

・ 川口町田麦山地区

・ 小千谷市千谷第一仮設


5月9日(月)

本日は,山古志復興新ビジョン研究会の現地視察として,山古志の小松倉地区・竹沢地区に赴きました.
4月のシンポジウムの際に訪れたときにまだたくさん残っていた雪がほとんどなくなっていました.
山肌もまた現れてきていました.あらためて地震による土砂崩れの凄惨さが認識できました.

・ 旧山古志村小松倉地区

・ 旧山古志村竹沢地区


5月11日(水)

震災復興を支援する中間組織として,さまざまな団体・人が集結して立ち上がることになった中越復興市民会議の運営会議が長岡市の「まちなか・考房」にて開かれました.
災害救援ボランティア本部中越センターや山古志ボランティアセンターなどで地震発生直後から活動された方々が手を取り合って今後の活動を行っていくという強い思いが被災地の復興に大きな力を与えることになればと思います.

・ 中越復興市民会議運営会議の様子


5月21日(土)

本日は,小千谷市塩谷地区に入りました.
この地域は,地震直後に避難勧告が出されたまま,冬を越したところです.ようやく雪解けし,ストップしたままになっていた復旧作業がようやく再開されました.この地域では住民による復興委員会が組織され,そこが中心となりながら,発生以来川口町を中心として支援してきた日本財団ならびにオールとちぎさんなどがボランティアで支援しています.
当日は名古屋の名城大学の学生ボランティアを含め100人近くが現地入りしていました.私はボランティア側のリーダー,日本財団の黒沢さんにお目にかかるとともに,現地の状況を把握し,今後継続するであろう支援活動に本学の学生に参画させるための下準備もかねて現地に入りました.
現地視察だけにとどまらず,微力ながら片づけにも参加させていただきました.

・ 小千谷市塩谷地区


5月23日(月)

本日は,京都大学防災研究所牧紀男先生とロブ・ウォウシャンスキー先生とともに,長岡市ならびに川口町で復興計画に関するヒアリングを行いました.
その際に,川口町役場周辺の状況を撮影しました.
復興計画は地区毎の委員会での議論を受ける形で作成されるとのことでしたが、町の中心部とも言える川口地区はそれらの動きより先行する形ですでに店舗の再建などがはじまっています.
復興の槌音は高く響いていましたが,震災をきっかけとして町をよりよくするための方策が議論されないまま戸別の再建が進んでしまっている実態が如実に現れているともいえます.

・ 川口町川口地区


6月7日(火)

先週末より,中越地震の被災状況調査に来ている筑波大学防災研究室の青砥穂高さんと子田大雄さんとともに,旧小国町の法末地区へ行きました.
この地区は,道路の復旧もまだ十分に行われておらず,集落の方々はすべて避難生活を継続しています.
一時帰宅は許可されているようで,復旧作業がいくつかのお宅で行われていました.

・ 旧小国町(現長岡市)法末地区


6月12日(日)

本日は,青砥・子田さんならびに長岡造形大学の石塚さんと小千谷市の塩谷地区へと向かいました.
先月にも一度参加した,ボランティアによる家屋等の片付けに加わることがその目的です.
私たちは倒壊した家屋の片付けに従事しましたが,先日来降り続いた雨によって,土壁などが水を吸ってまさに「どろ」と化してしまい作業がなかなか進みませんでした.
ただ,がれきのしたからご主人が経営されている養鯉場の看板がほぼ無傷で見つかり,一筋の光明が見えた気がしました.まだ復興への道のりは長くなると思いますが,われわれもまた継続して支援できればと思います.

・ 小千谷市塩谷地区


6月23日(木)

本日は,午前中に大学の実習で小千谷市の市街地を,午後には再度旧小国町の法末地区を訪れました.
小千谷市役所では復興計画策定のつめの作業が行われていました.市街地ではがれきの撤去も進み,空地も多く見られる一方で,再建が始まっている土地もありました.復興が進みつつある一方,8ヶ月前の被害はだんだんと風化していきつつあるとも思えます.
法末地区では,研究室の学生が作付けのできた田んぼの割合を調査しています.夫婦二人が食べる量を確保できる1.5反程度の作付けをしたいという住民の方々の希望があるようです.
ただ,前回訪問時に作付けができていた田んぼから水が抜けているなどの現象も見られ,最終的な収量がどの程度確保できるのかは若干不安があります.

・ 小千谷市街地

・ 旧小国町法末地区


7月2日(土)

本日は,首都大学東京の中林先生・饗庭先生と,富士常葉大学池田先生,神戸大学山崎先生とともに,山古志村の方々の仮設住宅へ行きました.
今日の目的は6月5日に神戸の方々と蒔いたコスモスの種がどうなったかを確認することです.
陽光台の仮設では思いがけず当日嫁がれる女性が仮設住宅から式場に向かう場面にめぐり合いました.皆さんが集まってお祝いをしながらの門出です.私たちもどさくさにまぎれてお祝いさせていただきました.
コスモスはあまり良い生育状況ではないかもしれませんが、しっかりと芽を出していました.一時期は空梅雨でどうなることかと思いましたが,ここ最近は雨量もしっかりあるので,このまま順調に育ってくれればと思います.

・ 旧山古志村民の住む仮設住宅団地

 


撮影:長岡造形大学澤田研究室(澤田雅浩)
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